養豚場における一番の功労者は、母豚です。
私たちの仕事は、彼女たちの生活圏を守り、
生涯を充実させることについて
最大限の努力をすることから始まります。
豚らしく、自然の中でゆったりとした毎日を過ごしていく。
彼ら彼女らが生活する上で【不必要なもの】。
それらを排除していった先に、
私たちの月ノ灯牧場はあります。
鹿児島県で伝統的に育まれてきた原種・純粋黒豚(バークシャー種)。
月ノ灯牧場ではその歴史ある品種を受け継ぎながら、特に、養豚場の一番の功労者である母豚の尊厳を守り、生涯を充実させることについて最大限の努力をすることを第一に考えています。
彼女らと、その家族の“生活圏”を守ること。
月ノ灯の豚肉『魂の目覚』は、彼ら彼女らが生活する上で、本来の行動を取ることができ、幸福な時間を過ごした証です。
ぜひ、“心”で味わっていただけると嬉しいです。
私たちの豚たちに与えるものは、すべて地元鹿児島の自然の恵みです。主に使用しているのは、鹿児島県産の紅はるかサツマイモと米糠を使った自家製の発酵飼料。これらはすべて、添加物や化学成分を一切使用せず、自然の力を最大限に活かして発酵させています。私たちがこの手間を惜しまないのは、命を預かる責任を強く感じているからです。
また、時期や季節に応じて、おからや麦芽かす、地元の有機農業仲間から頂く大豆や麦、古代米なども取り入れ、豚たちに多様で栄養豊富な食事を提供しています。さらには、牧場周辺に生息する健康に有益な雑草類も重要なエサの一部です。これらの草も自然の力で豚たちの体を強くし、健康をサポートしています。
サツマイモに関しては、地元の干し芋製造業者から、規格外となった紅はるかを購入して飼料として使用しています。これにより、食材が無駄にならない循環型の農業を目指しています。加えて、堆肥利用農家から流通外の農産物や副産物も仕入れており、地域全体での資源の有効活用に努めています。
こうしたこだわりのエサを与え、自然のサイクルに寄り添いながら、私たちは日々、命を大切に育んでいます。